全高105m・重量5650t。ソロ星で発掘された第6文明人の遺跡。3台のメカが合体する事で巨大人型メカとなる。無限エネルギー「イデ」によって動く。バッフ・クランは「巨神」と呼称する。第2話でのカーシャ曰く「なんか知らないけどよくできてる」メカ。
起動時やパワーの増加に合わせ、コックピットにある半球形のスクリーンにギリシャ文字のΙ(イオタ)、Δ(デルタ)、Ε (イプシロン)、Ο(オミクロン)、Ν(ニュー)を重ね合わせたかに見られるサインが現れ、フォルモッサ・シェリルがこのサインを「ΙΔΕΟΝ」=「イデオン」と読んだことから、イデオンと呼ばれるようになった。単純にアルファベットで、ゲージの中に”IDEON”と描くケースもある。
格闘戦のほか、イデのパワー上昇に伴い、ミニ・ブラックホールやイデオン・ガン(波導ガン)、イデオンソードというイデの無限力を体現したイデオン本来の武器を使用可能となる。
完成直前にイデ誕生によって第6文明人が滅亡したため、未完成となった内装は地球人側の技術によって作られている。よってコンピュータやパネルなどは本来の仕様とは違うものと考えられる。
腕や脚などにミサイルやグレンキャノンなどの武装が追加されたが、本来の装備ではないため機体の変形により位置が変化する。物語序盤ではこれらの取り付け位置を間違ったため変形後使用できなくなるといった不具合もあった。
特徴的な攻撃方法の、全身のミサイルの一斉発射は、敵に囲まれた時に使われる事が多い。
全身がイデオナイトと呼ばれるイデの流れを放出する特殊装甲で覆われている。
余談ながら、『スーパーロボット大戦シリーズ』で本作を知った新規のファンはガンダムシリーズのジムにカラーリングや頭部のデザインが似ている事をネタにする場合もある。
ソロ・シップ
全長400m。ソロ星で発掘された第6文明人の遺跡。星間航行が可能な宇宙船。上部にイデオンを寝かすことが可能な甲板がある。バッフ・クランは「ロゴ・ダウの舟」「四つ足(主に小説版での呼称)」と呼称する。寝かせられることに気付いたのはシェリルである。
移民星に訪れた際に武装の強化を行い、主砲やグレンキャノンを装備した。これによりイデオンの支援やバッフ・クランの艦船との戦闘が行えるようになった。
強力なバリアーを発生させることが可能であり、ある程度の攻撃に耐えることができる。このバリアーはイデオンのバリアーと同じくイデの力の高まりによって防御力が変化する。イデの力が弱まっていると敵の重機動メカの攻撃で貫かれることもあれば、逆に強まっているときはガンド・ロワの攻撃すら防ぐ。しかし、防御をバリアーに頼りきっているため白兵戦に弱く、バッフ・クランとの白兵戦により乗組員に多数の被害が出ている。
地球人
主人公側が属する種族。外宇宙に進出し各地に移民星を持つ。劇中、社会体制についての描写はなかったが、異星人の脅威に対抗するための地球連合軍や各植民星軍といった軍隊が社会で幅をきかせている。そのため、各植民星では政府に交渉するよりも統治している軍隊と交渉することが多かった。ロゴ・ダウ(=ソロ星)で初接触したため、バッフ・クランからは「ロゴ・ダウの異星人」と呼ばれる。
バッフ・クランと同等の科学技術を保有していると推測されるが、バッフ・クランに対抗できるような重機動兵器を持っていないことから、宇宙進出後に軍事技術の開発はストップしていると推測できる。
作中では「地球」は固有名詞ではなく、バッフ・クランも含めて人間型の知的生命体の母星の意味である。そのため、ここで語られる「地球」は、私たちが住んでいる「地球」などの特定の星を指すものではない(#備考を参照)。
バッフ・クラン
敵方となる種族。宇宙進出は主人公側よりも遠大で先行している。髪は直毛が多く多色の瞳、左利きが多いという身体的特徴をもつ。ズオウ大帝による独裁政治が行われ、封建制が色濃く残る階級社会をもつ。
軍人は自分たちをサムライと称しており、プライドが高い者や出世を望む者が多い。
バッフ・クラン(バッフ族)とはあくまで民族名であり、彼らは主人公側と同じく自分たちの母星を「地球」と呼んでいる。なお、バッフ・クランの勢力圏に住む総ての民族がバッフ・クランではなく、彼らが戦闘のすえ平定した多くの民族も地球の繁栄による恩恵にあずかっている。ゲルマン民族のような彫りの深い風貌、白い肌がバッフ・クランの純血者の証明であり、ロウ・ロウルやルクク・キルのようにその特徴に当てはまらない者が異民族とされる。
イタ飯 タップ ナビトーチ レザー ひなづる メンド オラト 若き獅子 スイセン お山 シャシー フェタミン ブルージー ハリファ シンガ マニュ チリ バカンス スタバ ピアプ プラス シュード チェス シャトル ブレン プライス ビング 風神雷神 パライパ リンプ フォッ サラバード トシン バンド チロル もうげつ ラザニ ルサロ もみがら プルーフ アップ セクター ハーベ ローション インター ザクロ ブロカ ジェラー モルダビア ファー
なお、『装甲騎兵ボトムズ』のギルガメス文字、『超時空要塞マクロス』のゼントラーディ文字のように、後付設定ながら富野喜幸が「バッフ・クランはハングル文字のような字体を用いている」と発言し、コミックボンボンにその設定を活かした「バッフ・クラン文字」が掲載されたが、模型界などに浸透することはなかった。
ソロ星
地球側が移民を行っていた星。アンドロメダ星雲内にあり、地球から250万光年離れている。バッフ・クランでは「ロゴ・ダウ」と呼称し、伝説のエネルギー「イデ」が存在する星と見当をつけていた。事実、地球人は第6文明人の遺跡をこの星から発掘した。
第6文明人
イデオンやソロシップを作った文明のこと。既に滅びた状態で発見された。地球人類にとって「6番目に遭遇した地球外文明」という意味。バッフ・クランは第7文明人にあたる。第1~第5文明の中には、実はバッフ・クランが含まれていたらしい。特に第5文明との接触は“輝きのコンタクト”と呼ばれ、接触した宇宙船が異星人の攻撃により沈められるという事件だった。この事件で地球に対する敵対的異星人の存在が明らかになり、地球文明は外宇宙への植民を推進するようになった。
イデ/無限力
バッフ・クランで伝説として語られている、無限のエネルギー。その調査にソロ星(ロゴ・ダウ)を訪れ地球人と接触した。なお、地球側には無限エネルギーの伝説はなかった。これは絶対帝政によって単一の文化が持続したバッフ・クランに対し、地球側では多くの政治形態や文化・宗教の興亡によって伝説が歪曲され、各地の神話や伝承にその名残を留めるのみになってしまったものと考えられる。
シェリルの調べた結果やギジェの発言からすると、イデオンやソロ・シップに備わっているイデの力は第6文明人の数十億の意識を集めたものと推測される。
富野によれば、イデは第6文明人の精神の一部をエネルギー利用する実験の失敗により誕生したものであり、その際に第6文明人はすべての精神を吸い取られて滅亡したとされている。
イデが目覚めた時、雑多な自己に戸惑ったという小説版の記述に従うなら、イデは神の如き純粋な無限の力ではなく、迷える群衆のようなものだったと考えられる。そしてその状況から逃れるためにイデが欲したもの、それが全ての事件の発端となったようだ。
作中のIDEONの表記がギリシア文字であることから、イデア論がモデルになっていると考えられる。
主な登場兵器および技術
登場する重機動メカなどについては伝説巨神イデオンの登場兵器を、ハーケン攻撃、生体発信器、準光速ミサイル、ゲル結界、フリーザー・スカッチについてはバッフ・クランを参照のこと。
本作品の世界は人類が外宇宙に進出して50年が経過した未来という設定。
地球人類とバッフ・クランはほぼ同等の技術レベルにあり、多くのキーテクノロジー(核融合、超光速通信、重力制御など)を両種族が持っている。ただし、機動メカを兵器運用するという思想は地球側にはなく、生体利用技術においてバッフ・クランが進んでいる。
作中では同一技術を地球人類側では英語ないしカタカナ、バッフ・クランでは漢語で呼んでおり、異星語の翻訳を前提とした区別化と視聴者への説明を兼ねた演出手法が取られている。これは主人公側にはDSドライブなど聞いただけでは意味の分からない造語を使わせ、敵方のバッフ・クラン側では亜空間飛行といった意味が理解しやすく、また耳慣れた単語を使うことによって、主人公側が私たちが住んでいる地球の延長線上ではないということを示唆するものでもある。